５月 第２日曜日
お母さんに感謝する。
お母さんに、カード、花、など、プレゼントを贈り、感謝の意を表す。
ピンクや赤のカーネーションを、胸につける。お母さんが、もう、亡くなってしまった人は、白いカーネーションをつける。
ＨＩＳＴＯＲＹ
母の日の、最も古いお祭りは、古代ギリシャの、神々の母である、大地の女神 Ｒｈｅａ を崇める春のお祭り。
17世紀、イギリスでは、Ｅａｓｔｅｒ の前40日間の Ｌｅｎｔ と呼ばれる期間の、第４日曜日が ”Ｍｏｔｈｅｒｉｎｇ Ｓｕｎｄａy” とよばれた。
その日、出稼ぎに出ていた人々は、お休みをもらい、”ｍｏｔｈｅｒｉｎｇ ｃａｋｅ” とよばれるケーキをお土産に持ち、自分の家に帰り、母親と一緒に”Ｍｏｔｈｅｒｉｎｇ Ｓｕｎｄａｙ” を過ごす事ができた。後に、キリスト教が広がり、人々に命を与え、危機から守る力があるとされていた ”Ｍｏｔｈｅｒ Ｃｈｕｒｃｈ” を崇めるお祭りと、”Ｍｏｔｈｒｉｎｇ Ｓｕｎｄａｙ” とを結びつけるようになる。
アメリカで、最初に母の日を提案したのは、1872年、作家、Ｊｕｌｉａ Ｗａｒｄ Ｈｏｗｅ。
マサチューセッツ州、Ｂｏｓｔｏｎ にて、母の日会議を開き、”平和”のための、”母の日”を提案した。ウェストヴァージニア州、Ｇｒａｆｔｏｎ で20年もの間、日曜学校で教えていた、牧師の娘、Ａｎｎａ Ｒｅｅｓｅ Ｊａｒｖｉｓ は、南北戦争（１８６１〜５）によって家族から引き離された人々の、心を癒すための”母の日”を提案していたが、１９０５年5月、亡くなる。
盲目の妹とともに残された、独身の娘、Ａｎｎａ Ｍ．Ｊａｒｖｉｓ は、母の死を非常に悲しんだ。
母の死の2年後、１９０７年、Ａｎｎａ Ｍ．Ｊａｒｖｉｓ は、子供たちは、母親が生きている間に、もっと感謝しなければならないと思い、仲間を集め、多くの権力者達に手紙を書き、全国的に”母の日”を広める運動を始めた。
母の３回忌の命日であった、５月の第２日曜日を”母の日”とするように、まず、ウェストヴァージニア州、Ｇｒａｆｔｏｎ の、母の教会を説得し、翌、１９０８年の5月には、Ｇｒａｆｔｏｎ から移り住んだ、ペンシルヴェニア州、Ｐｈｉｌａｄｅｌｐｈｉａ でも、”母の日”の行事が行なわれるようになった。１９１１年までには、アメリカの全ての州で、行なわれるようになり、１９１４年、Ｗｉｌｓｏｎ 大統領が、５月第２日曜日を”母の日”と定めた。
後に、さまざまな国にも広まった。
カーネーション Ａｎｎａ Ｍ．Ｊａｒｖｉｓ は、１９０８年の礼拝で、母のために、500本もの、母が大好きだった、白いカーネーションの花を捧げた。
カーネーションは、永遠の純粋な母の愛の象徴。
後に、赤いカーネーションは、健在の母、白は、亡くなった母をあらわすようになった。
参考：ＬＥＮＴ
キリスト教会暦の、Ｅａｓｔｅｒ の前の”四旬節”
荒野で断食をした、キリストの苦しみを知り、復活に備える、敬謙な期間。
Ａｓｈ Ｗｅｄｎｅｓｄａｙ に始まり、復活を祝うＥａｓｔｅｒ 前日まで。
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